24 / 34
22
マイケル「リオ、君は僕のことが嫌いかい……?」
マイケルはリオの寝ているベッドへと腰を掛け、そのままリオの手を取り、自身の頬で撫でる。あくまでも死者は死者。その手は冷たく、まるで生きた人形のようだ。
リオ「――っ!そうじゃない、そうじゃないが……」
マイケル「僕はこんなに君を愛しているのに……」
リオの指にマイケルの指が絡まる。ギュっとにぎった手と手からリオはマイケルの体温を感じる。
マイケルがリオの指先を口に含み、そのまま口をすぼめて妖艶に吸う。
そして、熱を持ったマイケルの舌先がリオの指を丁寧に舐め、手、腕、首先と徐々にリオの体を侵略していく。
テラテラとした唾液の跡は、まるで一匹の蛇が這ったようだ。
ともだちにシェアしよう!