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マイケル「リオ、君は僕のことが嫌いかい……?」  マイケルはリオの寝ているベッドへと腰を掛け、そのままリオの手を取り、自身の頬で撫でる。あくまでも死者は死者。その手は冷たく、まるで生きた人形のようだ。 リオ「――っ!そうじゃない、そうじゃないが……」 マイケル「僕はこんなに君を愛しているのに……」  リオの指にマイケルの指が絡まる。ギュっとにぎった手と手からリオはマイケルの体温を感じる。  マイケルがリオの指先を口に含み、そのまま口をすぼめて妖艶に吸う。 そして、熱を持ったマイケルの舌先がリオの指を丁寧に舐め、手、腕、首先と徐々にリオの体を侵略していく。  テラテラとした唾液の跡は、まるで一匹の蛇が這ったようだ。

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