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 自警団の男が懐から取り出した抜身の短刀によって、リオの首はその場で裂かれていく。 リオ「ううううぅぅぅ!!!マ、マイ……」  あまりの光景にマイケルは唸り声を上げる。愛する者の死ぬ場面を二度も見てたまるか、と。幸運なことにマイケルはその場を見ることはなかった。既に男たちによって屋敷から連れ出されていく最中だからだ。ただ、リオの悲痛な叫び声が耳にこびりついていた。

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