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本編 02
○居酒屋店前の路肩。
店を出て、タクシーに乗り込んだ受付嬢二人と同僚。
同僚:「本当に帰っちゃうのか?」
残念そうな顔をする同僚。
貴臣:「悪いな。明日、朝一で会議なんだ。」
同僚の肩越しに顔を出している受付嬢A。拗ねた表情をしている。
受付嬢A:「次は最後まで付き合ってもらいますからね。」
貴臣:「うん。楽しんで来て。」
手を振ってタクシーを見送り、一人歩き出す貴臣。
貴臣M:(忘れられない人…か。)
左手で髪をくしゃりと撫でやる。指先がピアスに触れ、歩みを止める貴臣。
貴臣M:(あれから7年も経っているのに、未だに未練タラタラとか…笑い話にもならないよな。)
苦笑いを浮かべる貴臣。
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