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本編 05
○貴臣の部屋・現在
瞼を開きベッドから降りて、再びパソコンを開く貴臣。
両肘をつき絡ませた両手指の上に顎を乗せる。悩み顔でじっと画面を見つめている
貴臣:「ふぅーーっ。」
ゆっくり深呼吸をし、絡ませていた指を解く。両頬を手のひらで叩き、気合いを入れる貴臣。
貴臣:「よしっ!」
震える指先でデート時間を入力。次にキャスト指名欄に彼の名前を入力し申請を済ませる。
身体から力が抜け椅子から滑り落ちる。其の拍子にパソコンデスクの角に額を勢い良く打つけ叫ぶ貴臣。
貴臣:「痛ってぇええーー!!」
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