○オープンカフェ(昼下がり) 春M：(相変わらず良い男だな…また会えるなんて思ってもみなかった。) 小さく首を横に振り自身に言い聞かせるように心の中で呟く春。 春M：(俺の方から別れを告げた癖に…彼はお客で俺はキャスト。それ以上でも、それ以下でもない。) お揃いのピアスをそっと外し鞄に忍ばせ、貴臣の元へ歩みを進める春。 春が向かってくるのに気が付き、じっと彼を見つめている貴臣。 春：「初めまして、春です。ご指名ありがとうございます。」 春は満面の笑みを浮かべた。