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○7月・学校・三年A組教室 机を並べ、対面式に座る那和と神田。 机の上には白紙の進路調査票が置かれていた。 神田「那和君。そろそろ進路を考えて貰わないと危ないよ?」 優しく問いかける神田に対し、那和は黙っていた。 神田M「この子…、オレが担任になってから一言も発さないな。嫌なのはわかるけど…」 神田N「新任英語教師であるオレがこの学校にやって来たのは今年の春。しかも大事な受験時期である三年生の担任を任されてしまった」 神田「どうしたら、オレと話してくれる…かな?なんでも、するよ?」 その言葉に耳をピクリと反応する那和は口を開く。 那和「せんせ、恋したことあるん?」

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