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母親「『このひとなら大丈夫』とか『薬を飲んだから大丈夫』なんて、思ったらだめ」
和音はポーカーフェイスで母親を見つめる。
和音「……うん」
母親は真剣な表情のまま、乗り出していた体を戻した。
○和音の部屋のベランダ。夜。母親の帰宅後。
和音は眼下の夜景を見下ろしている。
和音(示し合わせたみたいにバッティングしないよな)
一哉と母親のことを思って、和音が笑う。
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