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○数分後。和音の部屋。  ベッドの上で、下半身裸の和音が、足を開いて膝立ちになっている。  息を荒くした和音が、とろんとした目で体液で汚れた手を見て、その手で足の奥を探る。 和音「……んっ」  和音の膝が少し震える。  扉の開閉音。和音は気づかない。  ベッドが少し沈んだ気配。和音の膝に一哉の影が落ちる。

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