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朝希(陽翔が、俺を……)
陽翔「ずっとこうしたかった。出逢った時から、ずっとあなたが好きだから」
《Ωのフェロモンに自由を奪われる》
陽翔「あなたを誰にも奪われたくない」
《奪われそうな思考の中で、陽翔に手を伸ばす朝希》
《朝希の手を握る陽翔》
陽翔「Yes , your highness . 」
《優しく、見つめる陽翔と視線を交わす朝希》
陽翔(憧れには……どんなに手を伸ばしても心に届かない)
陽翔(だったら、どんな手段を使っても!)
《黒い陽翔》
〔烏色の真っ黒な羽の映えた堕天使の陽翔イメージ画〕
陽翔(体だけでも)
〔白い羽の生えた朝希のイメージ画〕
〔白い天使の朝希を、黒い堕天使の陽翔が抱きしめて、白と黒の羽が画面いっぱいに舞う絵〕
陽翔(あなたが欲しい)
《瞳を伏せて、朝希の手の甲に口づける陽翔》
朝希「………」
《朝希の唇が微かに動くが、声は聞き取れない》
《気がつけばもう片方の朝希の手を、そっと取られている》
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