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第44話→sideRT
俺はハルカに飯を食わせ、好きだと伝えたのに犬はやめろと言われ、犬の配役を奪われたことに放心していた。
ハルカには排泄の許可を与えて、俺はベッドで待ってろと言われたのでおとなしく待っている。
イヌじゃなければ、これから、何になればいいんだ。
幼なじみ、兼セフレってとこだろうか。
それでも…………いいか。
まあ、ハッテンバみたいな危ねーとこいかれるよりは、マシだけど。
ガチャリとドアが開いて、長身の綺麗な筋肉がついたシルエットが目にうつる。
何故かスエットは脱いでいて、腰にタオルしか巻いてない。
「…………ライ、テメェ、なんで脱いでねーんだよ。準備しとけっつただろ?!」
ガジガジと激しく爪を噛んで、イラつく様子は昔から変わってない。
「ワリィ、すぐ、脱ぐッ」
自分だけ脱いでいるのが、恥ずかしくてかなりイラついているのもわかる。
俺はすぐに自分のスエットを脱いで、ハルカの方に近づく。
「ッ、ライ!……テメェ、なんでそんな、既にちんこでっかくしてんだよ!」
抱き寄せようと腕を伸ばすと、理不尽な怒りをぶつけられる。
そんなの、今更だろう。
告白して、好きな人を抱けるなんて考えたらもうバッキバッキになるだろう。
「うるせ、待ちきれねーんだよ」
俺は、ぐっとハルカの腕を引いてベッドへと促す。
「絶対、こんなん突っ込んだらソッコーでイクだろ?!それ、オマエ。んな、つまんねぇセックスしたらハッ倒すぞ」
押し倒すつもりが、ハルカは俺をベッドへ押し倒し、すでにバキバキのちんこを口を開いて銜えた。
「ちょ、まて、そーろー呼ばわりヤメてくれ」
「さっさと出されたらつまんねえんだよ。口で1回出してやっから、長持ちさせろよ?」
チュパチュパと慣れた唇の動きに吸われ、思わず腰が浮く。
見慣れた顔が発情しきって、俺のオスをしゃぶりながら、アナルに指を挿し込んで、腰をゆらゆらとゆらしている。
俺は誘われるように、ハルカの尻に手を伸ばして中指をぐいと押し込み、ハルカの喉奥をぐんぐんと貫く。
さっき風呂場で弄った時より、穴の内部は熱くて指の侵入を求めて絡みついてくる。
俺は興奮してハルカの頭を腰に押し付けると、頭を腰に押さえつけ喉に精液を放つ。
苦しそうに咽ぶ音が聞こえるが、構わず何度も吐き出す。
出し切ってハルカの頭を引きはがすと、目を見開いたまま苦しさにしゃくりあげ、飲みきれない精液が顎先まで溢れている。
「ハルカ、やべえ。すげえ、かわいーよ。俺の精液で腹までいっぱいにしてやっからな」
ハルカ首根っこを掴むと、俺は身体を反転させてベッドにはりつける。
かはっと嗚咽をあげて、俺の精液がハルカの唇から吐き出されて、思わずキュッと首を締めあげると目を恐怖に見開くのがたまらない。
脚を拡げて、指を2本アナルに埋めて、緩く抜き差しをしながら下半身に血流がたまってくる。
「ッ、バッ、あ、…………っ、カッ、く、……っひく、るし、アッ、ライ、ライ、くるし」
さっき弄っていてみつけたいい場所を、掠めるように動かしながら、俺はハルカの首を掴んだ手を緩めて見開いた目を舌先で舐めあげる。
「でもよ、ハルカは苦しいのキモチいいみたいだぞ。首絞めると、中でアナがきゅんきゅんいってんもん」
たぶん、俺の性癖はかなり変態だってのは自覚がある。
苦しむ顔に愉悦を感じる。
「ちが、ッ、ちが、ッやめ、ろッ、あああああッッ、イッ……ああ、イク、イク!!」
グイッと強く首を絞めると、悲鳴をあげながらハルカは白目をむく。
指は肉の挟間に締め上げられて、痺れるように圧迫される。
調教されたからだは、許可なくイケないのか、辛そうに眉を寄せてビクッビクッと痙攣を繰り返す。
「ハルカ、イッてもいいよ」
許可を与えたがタイミングを失ったらしく、勢いを無くしたのか、ペニスからトロトロと精液がタレ流れる。
もしかしたら、あの店にいたほうが、ハルカは幸せだったかもしれない。
だけど、俺はもう、逃がさない。
指を引き抜くとぐったりとした体を抱きしめ、俺は怒張しきった肉竿を、ゆっくりと弛緩したアナルへと押し込んだ。
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