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本文02
雷雨「どうぞ」
ドアが開きリネンボックスのふたりが入ってくる。
麻 「おはようございます! 今日は宜しくお願いします!」
箱根「リネンボックスの箱根です」
麻は背筋を正し大袈裟なまでに深く頭をさげ、箱根は軽く会釈する。
雷雨「どうも。こちらこそ宜しく」
片手を挙げてみせる雷雨とは対照的に、むすっとした顔のままソッポを向く綿。
そんな綿に、テーブルの下で足を蹴る雷雨。
雷雨「綿。挨拶しろ」
仕方なくといった感じでしぶしぶドアのほうに顔を向ける綿。
綿 「……どーも」
麻と目が合い、目が合った途端に「か、かわいい!」と、その場に崩れおちる麻。
ため息をつき呆れ返る箱根。
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