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 麻と箱根は呆然と立ち尽くしている。  見兼ねた雷雨がふたりのそばへと行き、廊下に出て話し出す。 雷雨「富橋君がラジオで話してくれて、その後、色んな人が綿とのエピソードをSNSで発信してくれたでしょ?」 麻 「うん、まぁ。俺らの先輩もツイートしてくれたし」 ○ツイート内容 『神藤綿君がこないだ後輩の漫才観にきてくれて、楽屋でたこ焼き食べてった。アイドルやのに少しも飾ったところがなくて、ごちそうさまでしたって頭さげてった。めっちゃええ子や』 雷雨「(苦笑して)あいつ、そういうの苦手で」 麻 「え?」 雷雨「実は努力家なんだとか、本当は礼儀正しい子なんだとか、そういう裏の顔を知られるほうが嫌みたい」 箱根「せやけど、性格悪いって言われんのも困るんちゃう?」 雷雨「それもそうなんだけどね。でも俺としては助かった。ありがとう」

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