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ソファーに上がり、足を抱えるようにしてポーズを取る夜咲。そのまま朝霧に向かってにっこり笑ってみせる。
夜咲「でも昨日も一昨日もその前もしたから今日はおあずけ」
朝霧「なんで? 俺とするの気持ちいいだろ?」
夜咲「……エロ魔人」
朝霧「それが朝霧紅の売りですから」
未経験でなくなったがゆえの、作り物ではない本当の余裕で微笑む朝霧。
朝霧「全部白のおかげ。だからお礼に気持ちよくさせたいんだけど?」
夜咲「……今日は俺んちで」
朝霧「オッケー、大好き白」
カメラマン「お、紅くんいい笑顔!」
珍しく気だるくない明るい微笑みを見せる朝霧に、シャッターを切る音が重なる。
朝霧M「そういうわけで、コングラのフェロモン担当朝霧紅、めでたく大人になりました。」
朝霧M「本物のフェロモンにやられたい方はどうぞ事務所までご連絡を」
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