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第19話 寮の説明

食堂から帰ってきたオレは、自室でシャワーを浴びた。 寮には大浴場もあるが、使ったことはない。 だって部屋の浴槽はユニットバスじゃなくて、足が伸ばせて、ゆったりつかれるから。 学園寮ははっきり言ってホテルのようだった。 ちょっとしたリゾートホテルという感じだ。 大自然に囲まれた所が、よりいっそうそれっぽい。 建物は幅も長く縦にも高く、地上8F地下2Fという大きさだ。 大食堂の他、24時間運営のコンビニ、午後4時から午後9時までスーパー、美容院や理髪店、内科医院、歯科医院もある。 共同スペースのラウンジや、インストラクター常勤のスポーツジムや、家庭教師が通ってくる個室の勉強室等も完備されている。 高等部寮は基本的に1人部屋だが、数が少ないが2人部屋もあった。 オレの部屋は2012号室。 広い2人部屋だったけど、同室者が1年の春に生徒会の役職付きになり8Fにいったので、それからは1人部屋だ。 可動式収納で仕切られていた部屋を、収納を移動させ、ワンフロアーにして使っているから、かなり広い。 使っていないベッドは、部屋にきた友達の遊び場になっていた。 今年度は、2F3Fは2年生が、4F5Fは3年生が、6F7Fは1年生が暮らしている。 8Fは特別階で、役職もちの生徒達のフロアーだ。 一度、役職を持った生徒は、特別階で暮らす特権があたえられていたので下の階で暮らすことはない。

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