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第20話

『好き』って言葉は曖昧だけど、『愛してる』って言葉は唯一無二の言葉だと思う。 『愛してる』は、あの人にだけへの特別な言葉で、あの人への想いに、『好き』という曖昧な言葉は存在しない。 『愛してるよ』って言葉をいつも言ってくれるけど、あの人に愛される今の自分があるのは、あの人と共に過ごした時間がそういう自分にしたのだと思う。 だから、あの人に愛される自分を作ったのはあの人自身だ。 あの人に愛されている自分を、あの人を愛する自分をとても気に入っている。 あの人を想うこの気持ちを、とても誇りに思うんだ。

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