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第4話

 翌朝、げっそりなレオンは起きてもぼーっとしている。  その目の前に、クロードはルンルンで朝食を並べている。 「どうしてそんなに元気なんですか。そして無駄につやっつやしてますけど」 「え? だって、可愛い恋人と一晩過ごしたんですから元気ですよ。あっ、あっちも元気なのでよければ」 「いいわけないでしょ!」  あぁ、もう……あぁ、もう!!  ダメだ、言うだけ無駄だ。性欲に関してはこの人本当にバカだから。なんだよ元気って。突けば出るってか。 「レオンくん」 「なんで……ん!」  突然呼ばれて顔を上げると触れるキス。朝日にキラキラする亜麻色の髪が揺れて、嬉しそうな締まりのない笑顔を向けてくる。  ……夜は酷いけれど、毎度この幸せ顔を見ると絆されるのも確か。そして仕事で見せる背中が全部を背負ってくれるようでカッコいいのもまた事実。 「ねっ、食べましょう?」 「そうですね」  総じてこの人が好きなんだろう。  レオンは溜息と一緒に昨日のあれこれを吐き出して、一緒に朝食の席につくのだった。 END

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