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第8話
ビデオで(モザイク入りだが)見ていた、憧れて待ちわびた夏也の棒芯。最初に自慰を見られてしまった衝撃はとうに消え去り、秋人はひたすら夏也を感じ、頂きを追い求めた。
「っあ、あぁ、花峰、く……」
「苦しい? イキたい?」
夏也の問いに、秋人は揺さぶられながら激しく首を縦に振った。秋人の腸液と夏也の先走りが混じり合い、卑猥な水音を響かせながら床に小さな水溜まりを作る。
「でももう少し……あんたのナカ、気持ちいい……」
「やぁっ、ぁん、ああっ」
「ほら、見られたいんだろ? もっと顔あげて」
首を持ち上げられ、向かいのビルが目に入る。既に電気は消えていたが、ブラインドは開けられており、開けた時に見られたのではないかと秋人は期待して身体を跳ねさせた。
「はは、締まった……あぁ、あそこのブラインド開いてるね。見られたと思った? あんた本当に変態だな」
「っあ、やぁん……っ」
「あれ? もしかして出さずにイッた? 俺が満足したらって言っただろ」
「も……やら……」
「……かーわいい」
夏也は秋人の自身に巻き付けられていたネクタイを外すと、律動のスピードを上げた。喘ぐこともままならないまま、夏也が達した刺激で追うように秋人も達して、床に崩れ落ちた。さすがにもう、ほとんど出なかった。
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