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※第20話

「ッああ、ひ、ああ、ああああっ……っ、なか、ち、んこいれ、て、お、おんなに、してください……なか……ああ、ほしい……っ」  この日のために教え込んだ言葉を、強すぎる快感に溺れながらも口にする工藤に、串崎は愛しさが増したように感じる。 「……ねえ、甲斐。人に見られながらやらしいことするの気持ちいいでしょ。これから、処女のおまんこに挿れて、貴方をおんなにしてあげる」  串崎は工藤の身体をぐっと抱き上げて、目の前の男達にきっちり見えるように自分のペニスを取り出して、背面からゆっくりとそのアナルへと埋没させていく。  工藤が入り込む容量に眼を見開き、顎をグイと反らしてがくがくと身体を震わせながら、パタパタと精子を跳ね上げる。 「あ、アア、入って、くるッ、アアッ、ああ、あああッ、お、んな、に、なっ、う、イックッ」  きゅうっと求めるように絞り上げてくる内部の動きに、串崎はぐっと背中から抱きしめて快感の波をやりすごす。 「まあ、いやらしいわね。おまんこにおちんこくわえて直ぐに気をやっちゃうなんてね。そんなにちんこキモチいいの?甲斐」  くっくっと喉を鳴らすように嗤いながら、両脚を拡げてぐちゃぐちゃっと抱えあげて突き落とす。 「ッああ、ああ、あああ、も、あつい、ああああ、あつい……ちんこ、きもひ、いい」  問いかけに答えながら、あまりの快感に我を忘れて腰をゆすり内部への刺激を求める姿は、若頭と恐れられていた工藤の姿は消えてしまっていた。 「そんなに、気持ちがいいのか。甲斐」  いつの間にか組長は工藤の目の前に回ると、愉しそうに嗤いながら工藤のペニスを足袋を履いた足でぐいと踏みつける。 「あ、ッああ、ひ、ァい、き、も、ひ、いいい」  声をあげてビクビクと震え、内部がぎゅうと締まる衝撃に串崎は奥に意図せず放ってしまう。  内側を満たす熱に、とろんとした眼で組長を見返す工藤には、牙は全く見えず、ただの雌に成り下がり腰をくねらせるだけの淫獣でしかなかった。 「甲斐。オマエ、すごくちんこ咥えるのが好きそうだな。そうだ、他の組員も当てられちまったようだし、相手をしてやれ」  組長は串崎を一瞥すると、それくらいはできるだろうというような表情を浮かべる。  腕の中にいる工藤は、快感に酔った表情で事態を把握してはいないようだ。ぐいっと奥を突き上げると甘く啼き始めている。  それでも輪姦の対象にするようには、調教はしていない。あくまでも、組長一人を相手させるようにしか、考えていなかった。  快感に酔っている今なら大丈夫かもしれないが、我に返ったときに何をするかはわからない。  焦ったように串崎は自分のペニスを引き抜いて、そっと守るかのように工藤の身体を抱きなおす。  「組長さん、それは……ご勘弁ください」

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