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絶倫モンスター爆誕?1
俺の恋人はかわいい。
あり得ないくらいかわいい。本当にかわいい。世界一、いや銀河系一、いや全宇宙一かわいい。
出会いは俺の職場。夏休みだけの短期バイトの中に、あいつがいたんだ。
当時のあいつはまだ高校生で、今よりもだいぶ幼さの残る顔立ちをしていた。顔だけじゃなく身長も低くて小柄で、まだ中学生と言っても多分信じたかもしれない。それくらい犯罪的にかわいかった。
告白は向こうから。
バイトに入ってすぐのころ、仕事を教えた俺に惚れたらしい。
『大人の男って感じで、凄くかっこよかった。気付いたら好きになってて……』
頬を赤らめてそう述懐するあいつは、最高にかわいかった。
かわいいかわいいって煩い? しょうがないだろ、本当にかわいいんだから。その辺少しは見逃して欲しい。
話を戻そう。
告白はされたけど、でも俺も大人だし? 職場のバイトに手を出しちゃマズいってことは重々承知してる。だから普通に断ったんだが、それでもあいつは諦めなかった。事あるごとに告白してくる。
俺としてもまぁ、最初からかわいいなって思ってたわけだから、何度も告白されて悪い気はしない。って言うか、ひたむきに愛を告白されて、内心ではむしろどんどん逆上 せあがっていった。
そして二十回目の告白のとき、ついにOKしたというわけだ。
晴れて恋人同士になった俺たちだったけど、残念ながらセックスはしなかった。だって向こうは高校生。手を出したら犯罪になってしまう。
そりゃ、チューくらいはしたさ。最初は挨拶みたいなやつ。舌なんか入れたら理性が崩壊するのがわかってたから、ごくごく軽いやつばかり。
けどあいつはそれを納得しなかった。
いつものようにチュッとかしたら、いきなり後頭部を押さえ込まれて、無理やり舌を入れられた。
そのまま口内を激しく嬲られて、貪り食われる勢いで責め立てられたのも、今となってはいい思い出だ。
その後もまぁいろいろとヤッた……もとい、あったけど、でも本当に最後まではしなかった。
高校生はヤバい。本気でマズい。
芸能人が未成年に手を出した系のニュースを見るたびに、明日はわが身、俺はこうはならないと心に誓ったものだ。
だから最後の一線を超えないように、なんとか踏みとどまったわけだが、俺の苦悩に気付かないあいつは潤んだ瞳で「抱いて……」とか言いながら、何度も迫ってくるんだ。
抱きてぇ! でも抱けねぇ!!
心の中で血涙を流しながら耐え続けた俺を褒めて欲しい。
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