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第3話

兄の謎発言に首をかしげる 「…?」 「っあ、な、なんでもない…ご、ごめんな、変なこと言っちまって…」 「え、あ、うん…とりあえず家来る?た、立ち話もあれだし…」 「あーうん、悪いな…」 …かっこいい すげぇかっこいい 俺の大好きな兄さん 「…」 「…」 何を話したらいいかわからなくてお互いに話さなかった なんだか気まずくて、早く家についてほしかった 「お邪魔します…」 「どーぞ…」 「あれ、まだ荷物段ボールから出してないの?兄ちゃん手伝おうか?」 「い、いや、いいよ…なんか飲む?買ってくるけど…」 「じゃあ…麦茶飲みたい」 「ん、わかった、行ってくるね」 気まづくて飲み物買ってくるよ、なんて言って出てきちゃったけど… 「不自然だよなぁ…」 でも 「あれ以上、どう接したらいいんだよ…」 自販機で麦茶と新発売のピーチティーを買って家に戻る これからどうしようなんて考えながら、大好きな兄が家にいる喜びで思わず頬が緩む 「兄さん、ただいま…兄さん?」 「…」 兄さんに近づいてみると、兄さんが固まっていた理由がわかった 「…こ、これ…なんで段ボール…なんで開いて…」 「み、見るつもりじゃなかったんだ…手伝おうと思ったら…」 段ボールの中にあったのはローターやバイブ いわゆる、大人の玩具だ 「こ、れさ…枝下の…?」 「…っ…」 違うなんて言っても、誤魔化せるわけがない 「………俺の、です…」

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