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計算済み
身長が168cmのナオちゃんと183cmの悠貴、身長差15cmの2人。
だから、竹富課長の時は何があっても悠貴を自分の前では立たせないようにしている。
自分自身の威厳を潰すことになるし、なによりプライベートで小柄な自分が大柄な悠貴に抱かれているのを思い出して、興奮してしまうからだ。
そう前に聞かされた悠貴はいじめたくなって、職場で時折立とうとするのだ。
そんな説明をしている間に唐揚げを揚げ終え、レタスとトマトが添えられた深皿に唐揚げを盛り付け始めたナオちゃんの背中に悠貴はくっついたまま。
左耳をたっぷり舐めた後、後頭部にキスを落とす。
「今日早く終わったのは、伊月先輩が助けてくれたからなんだよ」
「いつきが……あいつ帰ったと思ってたのに」
悔しそうに言うナオちゃんにふふふと妖しげな声を漏らして笑う悠貴。
「なんか仕掛けてくると思ってたから、今日記念日だって伊月先輩に言っといたんだ」
悠貴は右頰から左頬に大きく音を立てながら、唇を押し付けていく。
「ユタカは全部わかってたん?」
「うん……ゴンさんと何してきたのかも、お・み・と・お・し♪」
悠貴が首筋に強く吸いついたので、掠れた声で喘ぐナオちゃん。
「キレイについたね」
「ア、アハッ……アッ」
満足そうに付けた痕を悠貴が指の腹で撫でると、ナオちゃん電流が走ったようにピクピクと震えた。
「偽装彼氏は別にいいけど、あんなにアピールするなら……伊月先輩ともっとイチャイチャしてもいいよな?」
左耳に重低音な声で囁く悠貴に顔を小さく横に振るナオちゃん。
盛り途中の菜箸を置き、身体を悠貴の方に向けて抱きついた。
「中居悠貴はおれのもんや、他の奴に渡すなんて考えられへん!」
大声で叫んだ後、うう〜と子どもがぐずるような声を出すナオちゃんの頭を悠貴は母親のように優しく撫でた。
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