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第6話

「随分と前からな、望んでた」 浅倉の長い指がそっとスエットのズボンの中を弄ってくる。 「…!あっ」 直接触れられて、ヒンヤリとした指の感触に思わず声を上げそうになり慌てて逢阪は自分の口を塞いだ。 首筋を執拗にせめながら自身をゆっくりとシゴかれては堪らない。 こらえきれない気持ちが溢れて声が出てしまう。 「はッ…あ…」 どんどん成長していくソレがもう下着の中で辛くなってきた。そんな様子を見た浅倉はズボンの中からソレを取り出すと、自分の口に含む。 慌てたのは逢阪だ。 「て、店長っ、やめ…汚いよ」 浅倉は止めるどころか、舌を使って執拗に責める。 (最近人に触れられてないからやべぇ) 余裕が段々と無くなって思わず浅倉の頭を掴む。 上目遣いに浅倉は一言囁く。 「もう限界だろ、逢阪。イケよ」 「何で…っそんな冷静…あ、ああッ!」 思い切り、浅倉の顔にぶちまけた。 肩を揺らしながら逢阪は自分ので汚してしまった浅倉の顔を見てギョッとした。 逢阪のを拭いながら微笑んでいたのだ。 その仕草が女よりも、 (エッロ…!) 思わず唾を飲み込んだ。 浅倉はそんな逢阪の様子を見ながら、今度は逢阪の身体を強引にうつぶせにする。 「ちょっと腰、浮かせろ」 「へ?俺が入れられる方?」 良いから、と腰を掴まれて浅倉の希望どおりの格好となったところをヌルッとした感触に驚く。 ベッドの側にあったハンドクリームを使って慣らしていく間にも、逢阪はもう声を抑える術はなかった。 「何でっこんなに…手順知ってる…ッ」 その声に応える事なく、浅倉は今度は指をいれて更に慣らしていく。 「いって…ぇ」 「ヨクなるから、もう少し我慢しろ」 中をかき回されて痛みが段々と快楽に繋がっていく。 聴覚にも辱められて逢阪はまたもや肩で息をする。 そろそろ指では我慢できない。 「…これ、も、ムリ…」 フルフルと頭を振っておねだりの様な仕草をする逢阪に、浅倉は気づかれない様に笑う。 「そろそろ、かな」 一言そういうと逢阪のナカに浅倉はゆっくりと自身を入れていく。 入ろうとする浅倉のそれを感じて逢阪は慌てる。 「ちょ、ちょい待っ…!!ああっ!」 一気に浅倉が突き上げて悲鳴の様な声を逢阪があげた。 ナカに入った浅倉のものの感触に身体中が火照る。 「ダメだ…動かさない、で…」 「無理だ」 浅倉はなおも侵入してくる。その間にも痛みと快楽がせめぎ合う。 「ヒッ…!」 油断していた逢阪自身を後ろから浅倉が触れる。 どんどん大きくなっていくソレとナカにはいっている浅倉のものに逢阪はもう意識が飛びそうだった。 「ハッ…」 微かに浅倉の声が聞こえて振り向くが浅倉の顔が見れない。 「…このままじゃ、顔見れない」 今浅倉がどんな顔をしているか、見たい。 その顔は紛れもなく自分しか知らないはずだ。 「…」 浅倉は動きを止め、いったんそれを抜いて逢阪を仰向けにした。 「これなら、浅倉の顔見え…」 逢坂の言葉が終わる前にズンと浅倉が少し乱暴にいれた。 「うあっ…!」 「そんなこと言うからこっちも余裕…なくすだろ…っ」 浅倉の余裕のない顔と乱れた髪。 (何だ、必死なとこもあるじゃん) 自分しか知らない、浅倉の顔だと思うとゾクリとした。 「お前がっ…そんなこと言うから」 ますます強く出し入れをする浅倉の身体に逢阪がしがみつく。 「も、ムリ…!一緒にイキた…」 その言葉に浅倉のものが反応し、逢阪が仰け反る。 「俺も、イクから…っ」 「あ、イクっ…ああああっ!!」 ふたりはほぼ同時に果てた。

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