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2月14日

Twitterの企画のお話。 「雨から始まる恋もある」より 秋島☓冬月 二月十四日。 バレンタインデーのエキサイトは、どうぞとありがとうの会話で盛り上がっている。  そんな中、俺は由貴さんによって隅っこの席に追いやられ、1人ポッキーとビールでその光景…と言うより由貴さんを眺めているのだが、流石にイケメン揃いの席ではしゃいでいる姿は見るに耐えない。  手持ち無沙汰で食べていたポッキーも、残すところ最後の1本。  それを口に運ぼうとしたところで、由貴さんがこちらに向かって歩いてきて1言。 「顔が怖い」 「は?文句があるなら親に言ってください」 「もぉ〜だからここに来ないでっ言ったのにぃ」 「あんたが呼んだんでしょ!あんたが!」  テヘ♡と笑う姿に可愛いと思ってしまうのだから俺も相当この人にのめり込んでるのだろう。  多分、今は由貴子ちゃんだからであって…あーあこれで俺は許してしまうんだろうな…  肩を落とし盛大な溜息を吐いたところで、目の前に由貴さんの手が現れた。 「何?」  「何ってチョコは?」 「甘い物が苦手じゃなかった?」  頬を膨らませた由貴さんをおいてビールを煽る。  勿論、チョコ以外のプレゼントは用意してあるのだが、由貴子ちゃんにはあげれない。  耳に唇を寄せ、囁くと一瞬で顔を赤く染め、ぎゃーぎゃーと喚き散らした。  『家に来てくれたら渡します』    

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