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第7話
「遥斗 昨日はどうしたんだ?遥斗が学校休むなんて珍しいよな」
翌日何とか学校に行くとすぐに誠が声をかけてくれた。
「なんでもない、ただ体調が悪かっただけ」
「そうか?ならいいんだけど…」
「誠く~ん!おはよ~」
素っ気ない返事だったかな?と思いながら誠と話しているとちょうど唯川が登校してきて誠を連れて行ってしまった。
また今日も一人だ...
俺は唯川みたいに可愛くないし可愛げのあることも出来ない。
そりゃ誠だって可愛い方に行くよな…
「じゃあ、ここの問題を...皐月 」
「...。」
「皐月遥斗 !」
「ぅえっ、はい!」
今は数学の授業中
ボーッとしていると先生に指されていたようで慌てて立ち上がった。
「この問題、答えてみろ」
「えっと...わかんないです」
「ったく、わかんないならしっかり授業聞いてろよ~」
すいません。と俺は答えると席に座って授業をしっかりと聞いた。
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