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第8話

「っぁ...」 「遥斗」 学校が終わり一人で家に帰ると家の前に冬馬が立っていた。 昨日のこともあり、冬馬と話す気分になれず無視して家に入ろうと思った。 「おい、待てよ」 冬馬は俺の腕を掴んで横を通ろうとした俺を阻止してくる。 「っ放せ!」 「昨日は悪かった」 シュンとした顔をして謝ってくる冬馬 「許すわけないだろ!なんで...あんなこと」 「頭がカッとなってついあんなことをしてしまった」 「ふざけんな!たいした理由もないのにっ...」 泣くつもりなんて無かったのに... 俺はいつもそうだ、怒ると直ぐに涙が出てきてしまって強くいいきることが出来ない。 「理由ならある」 「っぅ...は?」 「お前のことずっと好きだったんだよ。誠なんかよりずっと前から」 ...え? 誠より前からって、いつから...?

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