「今、なんて言った？」 「だから別れよって...」 ドンッ 「え？」 気づくと俺は床に押し倒されていた 「誠？い、痛い」 誠は何も言わないで俺の体を押さえている 手首を頭の上で掴まれていて俺の上に誠が跨っているから身動きが取れない。 「は、離して！」 「...んで？」 「え？」 「冬馬と付き合うの？」 やっと目が合った誠の顔はいつもの様に笑顔ではなく、今までに見た事がないほど怒りをあらわにしていた。 「それとも俺と冬馬、両方と付き合ってた？」 「誠？何言ってんだよ...」 誠が何を考えているのかわからない 冬馬と付き合ってたわけがないじゃないか 「許さないよ...別れるなんて」 「え？っちょ...っん...ふぅ、ん」 何をするのかと思ったらいきなりキスをしてきた