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第22話
「ただいま」
「お邪魔します」
俺も誠も誰もいない家に向かって言うと俺の部屋に向かった。
部屋に入り誠は部屋の真ん中にあるテーブルの前に座る。
誠はその隣に座った俺の方を見て笑顔で言った
「で、話って何?」
心臓が飛び出てくるんじゃないかってくらい緊張してる。
自分から言い出したことなのに口が思うように動かない
俺は俺が思うよりも何倍も誠のことが好きなのだ
俺の中の本能が誠と別れたくないって思ってるんだ
だけど言わなきゃ何も変わらない
もうこんな関係は終わらせないとどんどん辛くなってく
「...誠、別れよ」
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