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第62話
「とりあえずこれで応急処置は大丈夫だけどすぐに病院に行こう」
「あ、うん」
「遥斗大丈夫?」
「うん」
男はいつのまにか先生たちに連れていかれていて、俺らも保健室へ向かった。
俺の傷に驚いた保健の先生はすぐに車を回してくれるといって誠も俺に付き添い3人で病院に行った。
「なんであんなところに一人で行ったの?」
「いや、だって」
「この間何されたか忘れたわけじゃないでしょ?」
誠に責められて何も言えなくなってしまう。
俺だって怪しいと思ったけど、思ったけどさ…
「あと、話したいことあるから帰ったら遥斗んち行っていい?」
「え、まぁいいけど」
「わかった」
……なんの話だろ?
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