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第64話

「その事かよ」 「え…?え?」 冬馬は呆れたような顔をしながらも俺の回答を待ってこっちを見ている。 「えっと、どういうこと?」 「だからー最近3人で帰ってるし、冬馬と付き合うから俺と別れたのかと思ったらそうじゃないみたいだし?」 別れた理由はあれだし… 「だから俺らもそろそろ限界だし、はっきり決めて欲しいなって」 というかなんで二人から選ぶことになってんだよ…! 「ま、俺も聞きたいしはっきり言って」 「冬馬まで…」 「どっちが好きなの?」 「二人とも」 「二股宣言?」 「ちがう!大事な友達ってこと…」 そう、友達 これ以上誠とあやふやな関係も続けたくないし…

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