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第66話
「…唯川とは何も無いよ」
「じゃあなんであんなに2人で居たんだよ。俺より可愛いからじゃないのか?」
「遥斗より可愛い人なんて居ないよ」
いや、それはいると思うけど
「唯川はただの友達、誤解させてごめんね?誤解も解けたし俺たちやり直そ?」
「いや、そんなに直ぐには気持ちの整理がつかない。それに誠はそう思ってても唯川はそう思ってないかもだろ」
唯川は確実に誠に好意を寄せていたし、俺から見ても疑いたくなるような距離感だったし、なんかしっくりこない。
「俺達の問題だし唯川は関係ないでしょ」
「関係あるよ!」
「遥斗は俺が唯川のことが好きだと思って身を引いたってことでしょ?なら俺は遥斗が好きで遥斗も俺が好きで何も問題ないじゃん」
「俺だって色々考えて気持ちの整理つけてたんだよ!とにかく、誠が唯川のこととかいろいろケリつけてこない限りやり直すとか考えないから!」
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