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第71話

「な、何かしたら許さないからな!」 「それはどうだろうな~?」 「っ、ちょ、おい!」 言ったそばから顔を近づけてくる。 俺は抵抗するように胸を押すけど体格差もあってか、なんてことないようにそのまま触れるだけのキスをした。 この間は返事を急がないみたいなこと言ってた癖に! 「だってこうでもしないと見向きもしてくれないだろ?」 こいつ、ほんとに…! 「っはぁ…まっ、んん、ちょ…」 抵抗虚しく二回目のキスは舌を入れられた深いキスで、ほんと最悪… ちょっと気持ちよくなったりなんてしてないからな!! どのくらい冬馬にされるがままになっていたか覚えてないけどいつの間にか二人とも寝ていて、目が覚めると遅刻ギリギリだった。 二人で寝たって言ってもいかがわしいことは何もしてないからな!

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