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第70話
「今日遥斗んち行っていい?」
「別にいいけどなんで?」
「ゲームしようぜ!」
うちでやるゲームって…
格ゲーとかレース系だろうな
「食べるもん買ってくか」
「そうだね」
「くっそ~!また負けた!!」
「遥斗弱くなったんじゃない?よゆ~」
む、むかつく!!
冬馬はニヤニヤしながらコントローラーを持っている。
俺のもってるゲームなのになんでこいつこんなに強いんだよ!
「もう1回!」
「えーでももう時間遅いし?」
「泊まってけばいいだろ」
「じゃあ先飯にしよ」
そう決まるとちゃちゃっと適当なものを作って二人で食べてからまた夜遅くまでゲームをした。
「遥斗甘いよね。俺に色々されてるのに簡単に泊まってけばなんて言っちゃって」
「はぁ?」
「単純で可愛い…」
こいつバカにしてるだろ…!
と、頭がカッとなったがよくよく考えてみればこいつには襲われたりキスされたり、あんなこともしちゃってるし…
ゲームで悔しくなって泊まってけなんて、単純すぎるだろ俺…
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