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第84話

「じゃ、俺先行ってるから」 「あぁ」 夢の国に着いたと思ったら突然一人で歩き出した冬馬。 誠も知っていたようであっさりと送り出しているけど、俺の頭の上にはハテナがいっぱいだ。 「午前は俺と、午後から冬馬とって話してたんだ」 この二人はすぐ答えを急かそうとしてくる… でも俺はもう… 「あの誠、俺……」 「待って。答え決まってても今は俺と楽しんで欲しい」 「え、あ、わかった」 「じゃ、どこから行こっか」 俺が答えを言おうとしてるのに気がついたのか途中で遮られ、パンフレットを見せてきた。 どれも行ったことがないのでどんなアトラクションか分からないからどれから行こうかすごく迷う…

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