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第83話

日曜日 もう熱も下がり体のだるさは無くなったところで… 「ほら、遥斗はやくしろ」 「ちょ、待って!」 「遥斗は走るとすぐ転ぶからゆっくりでいいよ」 どうやら三人でどこかへ出かけるようだ。 俺の知らない間にいつの間にか決まっていて、今日の朝早くにいきなり叩き起されて準備させられている状況。 「ごめん、お待たせ」 「遅せぇよ」 「全然気にしてないから大丈夫だよ」 全く言うことの正反対な二人… 相変わらず二人とも私服もかっこよくてバッチリ決めてるわけじゃないのになんでこうなるんだろう… 二人に挟まれながら歩く 家をでてから駅へと向かってるようだけど俺はまだ今日どこへ行くか知らない。 「ねぇ、どこ行くの?」 「夢の国だ」 「え、冬馬が夢の国とか似合わない…」 「うるせーよ」 「遥斗が前行きたいって言ってたから二人で連れていこうってことになったんだ」 へー… 二人ってなんだかんだ仲いいよね でも夢の国行ったことないから楽しみだなぁ…… でも男三人ってどうなんだろう…?

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