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第21話

あれから二年と数ヶ月 俺らは三年になり進路を考える時期になった。 「えぇ!冬馬様内部進学しないんですか?!」 ここは中学から大学まで一貫の学校で外部受験する人はめずらしい。 俺も元々は内部進学するつもりだったけど俺の気持ちは二年前からずっと変わらないままだ。 そろそろ諦めて前に進む為にも二人から離れようと思った。 「あぁ。隣の高校に行こうと思う」 「ぼ、僕も行きます!」 「はぁ?なんでだよ」 「冬馬様のいない学校なんて耐えられません!」 寝言は寝て言えと思ったがこいつの場合はこれが冗談でもなさそうだからな… 「受験勉強しなきゃですね!」 「そんな偏差値高くないから大丈夫だろ」 こいつともなんだかんだ今まで一緒にいたんだよな。 はじめはやばいやつだと思ってたけど…

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