25 / 31
あなたが好きだと言ってるじゃない〜結〜5
「あの・・・」
「信じられないなら、これから嫌ってほど信じさせてやる」
悠貴さんの手がボクの頬を撫ぜる。
ゆっくりと顔が近づく。
「悠貴さん・・・」
「あと、『ボクなんか』って二度と言うな。薫は可愛いよ。素直で優しくて、誰より純粋で。薫が一番綺麗だ」
口唇が触れる。
ゆっくりと、触れては離れてを繰り返す。
舌が口唇を舐める。
ボクは少しだけ口を開いた。
不意に悠貴さんがボクの頭と腰を抱いて、ボクの足の間に自分の体を入れて、足を開かせる。
舌が口の中を蹂躙(じゅうりん)する。
舐め回されて、舌を吸われる。
悠貴さんの味がする。
しばらく離れていただけなのに、泣きそうに嬉しい。
ボクは悠貴さんの首に腕を回した。
もっとして欲しい。
もっと、ボクを求めて欲しい。
腰を抱いていた悠貴さんが両方の手のひらで、ボクのお尻を揉むように撫ぜる。
「・・ん・・はぁん・・・」
思わず声を漏らす。
悠貴さんに触られると、どうしても感じてしまい、声が抑えられない。
その指が、ゆっくりとボクの穴に入って来た。
「ふあん・・・ゆうきさ・・・」
奥まで指が入ってくる。
ボクの穴が、嬉しそうに、欲しそうにきつく締め付けているのがわかった。
そして、性急に指が増やされる。
ずぶずぶと指で犯される。
「はあんっ・・悠貴さん・・何かいつもより・・んんっ・・・感じる」
悠貴さんはキスを止めると、滴る唾液を丁寧に舐めとる。
指が更に穴の中に入って行く。
長い指が奥まで届いて、ボクの穴を広げようと、中を擦ったり広げられたりする。
久しぶりの感覚。
悠貴さんの指でなきゃ、感じない。
「オレも・・・薫が可愛くて仕方ない」
「はぁっ・・・はぁっ・・・やぁ・・いつもより気持ちいい・・」
「『好き』だから・・・本気で『好き』だからだ」
悠貴さんの声と、ぐちゃぐちゃと出入りする指のせいで、ボクはもう、まともな状態じゃいられなくなっている。
「ダメ・・・っもう・・気持ちい・・・!」
「薫・・・わかる?もう指4本も入ってるよ」
「いやぁ・・・言わないでぇっ!」
「ここ、すごく柔らかい」
耳元で声が響く。
興奮したような悠貴さんの声に犯される。
お湯が入り込んでいるのか、悠貴さんの指が動く度に、ぬちゃぬちゃとした音が、お風呂場に響いている。
「ゆうきさ・・・んっもう、もう入れて!お願い・・・」
「そんなに欲しいの?」
耳に吐息がかかる。
ぞくぞくする。
「欲しいっ・・・悠貴さんの・・・太いの入れてぇ・・・!」
「くすくす・・・薫・・・すごくいやらしい顔してるよ」
悠貴さんはそう言うと、ゆっくりと名残惜しそうに指を引き抜いて、ボクの足を片方肩に担ぎあげる。
ともだちにシェアしよう!