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第5話

晴翔side その後ナルとカラオケに行き、3時間くらい歌ってそこで別れた。お互いにバイトがあったからだ。 「じゃ、またな」 「おう、またなー!」 今日は、四時間だけだからまだ楽な方だ。土曜に一日入った日は疲れすぎて家に帰ってすぐに寝そうな勢いだった…。 帰り道、歩きながらぼーっとしていると、どこかで何かの倒れる音がした。 (こんな時間に酔っ払ってんのか?) そう思いながら路地を除くと女の子と、ヤンチャそうな奴がいて、あぁ、完全に面倒ごとを引き当てたなと…。冷たいことを思った。 「おい、やめろよ。嫌がってんじゃん」 「は?お前に関係ねぇだろ」 「なら警察呼ぶか?」 「…チッ。行くぞ」 「……」 女の子に絡んでいた奴らが帰ると、へなへなと座り込んだ女の子。怖かったんだろうな…。 「大丈夫か?」 「……(コクッ」 手を差し伸べた先、俺を見上げてくる女の子は、凄く綺麗でどこがで見た気がする…

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