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第6話

翠side ヤバイ、見られた……。どうしよう…。声出すとバレるよね?…男がこんな格好してるなんて気持ち悪いって思われる…。 「顔色悪いな。送って行ってあげたいけど、家知られるのは嫌だろ?」 「……」 「一人で待ちたくないよな…。誰か迎え来るまで一緒にいようか?」 「……だ、いじょぶ…」 声を聞いたら引くかもしれない。でも喋らないままでいたらずっとこの人一緒に居てくれそうな雰囲気…。 勇気を出して声を出したが、反応が怖くて相手の顔が見れなかった……。 「本当に?とりあえず、大通りまでは送ってく。裏路地じゃ危ないしな」 「……(コクッ」 「その格好、可愛いな。よく似合ってる。でも、気をつけないと危ないからな」 「…………」 「聞いてる?」 「…(コクッ」 「…なら、いいや。説教ぽくなって悪かったな。立てるか?」 差し伸べられた手。その手に、手を伸ばすと掴まれて、サッと立たせてくれる。僕も一応男なんだけどなぁ…。 自分では今みたいなことは出来ないと思うし、少し羨ましかった。それに声を聞いても引かれなかった…。見捨てられると思ったのに、そんな事は無くて少し心がポカポカした…。

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