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第12話
晴翔side
大学に行くと女の子たちが纏わり付いて来たりするから、好きじゃなかった…。
俺のルックスしか見てないし、抱かれたという事実が欲しいだけのやつもいる。結局の所、アクセぐらいにしか思ってないのだろ…。
「キャー!片桐くんだわ!!」
「キャー!本当っ!今日はツイてる!!」
"うっせぇ…、騒ぐな…。俺は見せもんじゃねぇ" なんて言えたらなぁ…。と思いながら歩いていると、目の前に三人組がいた。
その中に昨日の子がいて、何故か分からないが咄嗟に声を掛けてしまった…。
「…あれ?……君、昨日の」
すると彼女の前に2人の男の人が立ちはだかり俺に突っかかってきた。
「昨日のって何…?笹山に何かしたの」
「どういう関係なのか答えてくれるかな〜」
「……待って、君の声聞き覚えのある。もしかして、スズくん?」
「…………キリくん…?」
そう確かそうだ。俺と同じランクのキビくん。同い年だとチャットで話していて、昨日…というか今日も一緒にゲームしてたフレさんの名前で、フレさんの声だっ
「待て待て、そこー!話をややこしくするな〜!とりあえず、場所移動しよ〜。俺、アイス食べた〜い!!」
「「いや、なんでだよ」」
思わずスズくんと一緒に突っ込んでしまったが、ここで話すのも確かに邪魔なので移動することにした。
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