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第13話
佐々木side
話をし整理すると、つまり……。片桐くんと鈴鳴はゲーム内で知り合ったフレンドで、さらに昨日、笹山をナンパから助けてくれたと…。
「……そういう事でいいのー?」
「うん。そうなんだけど、なんかみんな俺のこと避けてる?」
「…………いやぁ…、そんなことは…」
「…………やっぱり避けてるよな。……噂聞いたのか…。俺は何一つ見に覚えがないんだが…。というより、恋人いたことないし、童貞だし!!……出来るなら恋人欲しいよぉ…………」
話してみると、コイツ、残念な奴だ…。クール系なのに全然モテそうにない。ゲーマーでゲーム用語やオタ用語が多用されてて時々なに言ってるのか分かんないし……。
「……あ、やば…。餌あげないとペット死んじゃう…」
「…その曲!!もしかしてこれ!?」
「ああ、そうだけど。君もやってたんだぁ〜!!中々やってる人居なくて…。この子たち育てるの難しいすぎるよね〜」
「うんうん!あとイベントのとき…」
「あー、わかる。イベ走るのだる過ぎ……。スキチケ欲しくて頑張った時インする為だけに夜起きてたわ」
「そうなの!?そこまで頑張ったことない…」
「UR欲しくて。あ、これこれ」
「えっ!これ取ったの?凄すぎる……」
「あぁ、しんどかったわ…。これのせいで一回授業に遅れたしな……」
なんか盛り上がってんなぁ……。俺たち要らないんじゃないか…?どうやら鈴鳴も同じことを思ったみたいで2人で先に抜けた。
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