すっかり骨抜きになっていると…… 不意に撫でていた手が離れた。 あ…… もう終わり…？ あー…… 少し ( いや、かなり？) 残念…… いや、じゃなくって……っっ！ 『友達思いのキミのために、１つ 　提案があるんだけど……聞いてくれるかい？』 部長が優しく微笑み ポンポンと頭を撫でた。 『………っ……//////』 あああ…… ドキドキが止まらない………///// ………で、……なんだっけ？ 提案……？ 『……提案…って……？』 『うん。キミのお願いを全面的に聞いて 　梶くんに手を出すのは止めてあげる。』 『え、マジですか？？』 『うん。友達思いのキミのために、ね♡』 『え……』 な、なんだろ…急に…… 全然 納得してなかったのに…… 全面的に聞いてくれんの？ なんで？ 『でね？その代わりと言っちゃアレだけど…』 『……え？』 そ、その代わり…… あ、提案って言ってたヤツか。 なんだろ…… あんまり 難しいコトじゃないといいけど…… あ。 少しくらい難しくても 全然 大丈夫だけど…… (って、俺は何を言ってんだ…っ) 『な、なんでしょう…？』 『うん。梶くんの代わりを…… 　キミがしてくれないかい？』 『……………は？』 ……は？ ……え？ え？ 梶の代わりを……俺が……… 俺がっ！？ は………… はああっ！？