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《好きになっていく》完

(国近さんは、オーラも綺麗で…心も優しい…) その清涼で、温かなオーラに触れたくて…そっと画面を見る振りをして国近さんの隣に近づく… 仕事に集中しているその横顔を見つめてしまう。 国近さんに… 毎日会うにつれて… どんどん惹かれていくのがわかる。 国近さんの人柄に…包容力に… こんな僕にも優しくしてくれる。 心配してくれて…理解しようとしてくれる。 綺麗で、温かなオーラ。 また、この人に抱きしめてもらいたい… 今日の、あのときみたいに…。 もう、帰りたくない…あの窮屈で普通じゃない家に… 国近さんにとっては、僕はただの担当の新人… でも僕にとっては…世界を変える存在… こんな僕に好かれたら国近さんは迷惑かもしれないけれど… でも… それが、今ある僕の、唯一の幸せだから… 国近さんの側にずっと居られたら… そんなことは許されないことだと分かっているけれど… また明日、国近さんに逢えるささやかな幸せを想って… 東洞尊は、霊媒師から解放される会社(オフィス)の中で、その2人きりの時間を大切に過ごすのだった…。 《お試し短編おしまい》 リーマンと霊媒師の年の差馴れ初め話を読んでくださってありがとうございます! このお話は続きますので、2人の成り行きが気になる方は続編本編の方も連載中ですので、清梯様の素敵表紙絵を一覧から探してみてくださいね♡どうぞよろしくお願いします! 20190908悠希乃諒。

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