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第2話
弟と父親が出かけてる時、リビングで母親と語り合う。
どういうのが好きだとか、どのカップリングがいいとかetc.....。
好みが似たり寄ったりなので話してて楽しい。
「母さんだったらどうする?」
「何が?」
漫画、小説を読みながら母親に聞いた。
母親も読みながら受け答える。
「俺やアイツが彼女じゃなくて彼氏連れてきたら」
「え、それってどっちが彼女!?」
流石貴腐人の母親だ。
ノリが分かってる。
「俺はタチかな。ネコはありえないかな」
「でも最近は受けっぽい攻めもいるから、少しは有り得るかもよ?」
「俺は啼かしたいからタチかな」
「じゃあ、相手は健気受けで」
そんな感じでいつも話しが少しズレる。
「…俺の質問に答えて。母さんはどう思う?」
「そうね〜…応援はするわね。勘当はありえないわ。でも、パパが難しいかもね」
父親は世間体を重視する人だ。
母親は本能のままに、自分の好きな人と一緒になる幸せを選ぶ。
そんな両親がどうやって出会って結婚したのかすごい気になるところである。
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