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第41話

「というわけで、いつ空いてる?」 昼休み、龍二と悟を誘って屋上でランチ。 なるべく早めがいいかと思い聞いてみた。 さとるが驚いたように言う。 「この前ダメって言ってなかった?」 「母さんと将に許可もらった。」 「案外早かったな」 「まあ、俺の勘違いもあってね」 質問に答えながらもご飯は食べる。 そしてもう一度2人の予定を聞いてみた。 2人とも何時でもいいと返してきた。 「何時でもいいは困る」 「んー、でも…あまり遅い時間には行きたくないよね。初対面で夕飯をご馳走になる訳には行かないし」 「かと言って貴重な柊の家だ。滞在時間も長めに取りたい」 俺をよそに2人は相談を始める。 「やっぱ帰りが早い時かな」 「じゃあ、水曜か金曜じゃね?」 「じゃあそれまで様子見か~」 「俺たちの日程なんてその日の気分で決まるしな」 「じゃあ、来たい時になったら言ってくれ」 そう言うと二人は響き渡るような声で叫んだ。 「「結局いつでもいいんじゃねえか!!」

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