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 先走りの蜜を絡めて秘蕾の中に指を挿し込むと、璃音の腰が揺れ始めた。 「あっ、やっ、あああ…んんっ!!」  追い込まれて涙を流しながら、掠れた甘い声を上げる璃音が堪らなく愛おしい。  氷室は後孔の中のポイントを責めながら、張り詰めた花芯を吸い上げる。 「龍嗣、も…ぅ駄目…だって、言ってるのに…っ」  力の入らない手で氷室の頭を掻きむしりながら、璃音は必死で堪えようとしていた。  氷室の唇が少しずれた所に指を伸ばし、根元を押さえようとする。  舌で扱き上げる口の中に出してしまわないように、押し止めようとして。  それに気付いた氷室が再び根元まで一気に口腔に含み、小さな手を阻んだ。 「龍嗣…、出ちゃうよ…っ」  自然に揺れる腰が止まらない。  今にも弾けてしまいそうなのに、氷室は弱い部分を幾つも責め立てる。 「私の口に出せばいい…。  全部飲んであげるから、出すんだ」 「あああ…っ、あッあッ、だ…め…だって…ば…」  ジュプリと音が立ち、きつく吸い上げられて腰が浮く。  反り返った体に甘い痺れが何度も走り、一気に上りつめる。 「あ…………っ!!」  体が硬直し、氷室の口にくわえられたまま、璃音の花芯が弾けて未だ薄い白蜜を迸らせた。 「あ…、あ…っ、ああ…っ!!」  余韻に震える体を宥めるように、氷室がまだ出しきれてない白蜜を搾り取る。  ふるふると震える璃音に見えるように、口腔に放たれた白蜜を飲み込んだ。 「な…っ、何でそんなの飲んじゃったの!?」  痺れて動けない璃音が氷室の行為に驚いている。 「だから…、飲むって言っただろ?」  ニコニコしながら、氷室が璃音の萎えた花芯に口づけを落とす。 「ひゃ…っ」  首を竦めて体を縮める璃音を抱き起こし、床に座らせる。 「璃音、頼みがあるんだけどな…」  ダラリと垂らされた璃音の両手を掴み、額と額を擦り合わせる。 「なぁに…?」 「このびしょ濡れの服を脱ぐのを手伝ってくれないか?」  悪戯っぽく笑う氷室につられて、璃音も噴き出した。  水気で締まったベルトを二人掛かりで外し、ワイシャツの釦を璃音が頑張って外して脱がせ、ボトムと下着を脱がせ合う。  お互いを洗い合い、じゃれ合ってシャワーを浴びながら、何度も唇を啄んで愛し合う喜びを確かめ合ったのだった。

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