後ろから抱えた膝からゆっくり腕を抜くと、璃音の体が沈みながら龍嗣を飲み込んでいく。 「ひぁ…、ああ…っ!!」 　ずぶずぶと深く穿たれ、中の悦い部分が強く擦られて、璃音は更に切なげに啼いた。 　耐え切れずにきつく絞めている後蕾を緩めさせようと、龍嗣がハグハグと喘ぐ顎を掴まえ、甘く唇を契る。 「璃音、絞めすぎ…」 「んっ、んぁ…っ、…っふ」 　こんなふうに後ろから穿たれるのは、璃音にとって初めての事で…。 　ましてや、赤ん坊のように抱えられて繋がるなど、思いもしなかった。 「…璃音、緩めてくれ」 「…う、…ぁあ、…む、無理…。 　ど…したら…い…か、わか…な…」 　後ろから穿たれながら、璃音は必死で龍嗣に訴える。 　胸の蕾や中心の果実を揉まれても、キツく締め上げてしまうのだ。 「じゃあ、このまま悦くしてしまおうか」 　ビクビクと震える体を支えてやり、龍嗣はもう一度後ろから璃音の膝裏に手を入れる。 「…ん？…なぁに…？ 　……っ!?　ぁあ…っ、やぁあああっ!!」 　龍嗣がゆっくりと璃音の膝を持ち上げ、楔が抜け切る寸前に手を離した。 「ぃああ…っ!!」 　一気に中を貫かれて、璃音の背中が反り返る。 　持ち上げては落とし、持ち上げては落とす。 　あまりに深い快感に、縛られた花芯の鈴口からトロトロと蜜が溢れ、後蕾や龍嗣へと伝っていく。 「く…っ、…璃音、悦い…か…？」 「や、やぁ…ああ…っ、…いっ…ちゃ…」 　繋がった箇所が恥ずかしい音を立てていて、璃音が羞恥のあまりに首を横に振る。 　それでも龍嗣は、何度も璃音を持ち上げては落とした。 「…ぁ…っ、あああ…っ!!」 　中の悦い部分を擦りながら穿つうち、びくびくと璃音が痙攣を起こしてクタリとなった。 「………っは…」 　龍嗣に力無くもたれて、ふるふるしている璃音を、そっと支える。 　手が触れただけで顕著に反応するあたり、抵抗する事も出来ずに達したようだ。 「達きっぱなしの璃音は、本当に可愛いな…」 　こめかみに口づけを落としただけで、ブルリと震えてしまう璃音が可愛くて仕方ない。 　フワリと抱きしめると、龍嗣の首筋に額を擦りつけてくる仕草まで、本当に可愛いし愛しいと思う。 「ごめんなさい…僕…」 「大丈夫、怒ってない」 　璃音を抱き込む腕に力が篭った。