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「璃音の乱れっぷりも、なかなか可愛かった。  やっぱりこの体勢は怖かったか…?」  髪が張り付く額に龍嗣が頬をぐりぐりしてきて、璃音はホウッと息をついた。 「…ん、少し…。  だって、掴まるトコ無い、から…」 「そうか…。  こういうの、初めてだったからな…。  でも、さっきの璃音はかなり可愛くて視覚的にもキた…」 「………?」  不思議そうな顔をしている璃音を抱きしめる。 「…龍嗣、気持ちよかった…ってこと…?」 「…かなり、な」  璃音が下から覗き見た龍嗣は、この上なく上機嫌だ。  特に、璃音が蕩けて意識が飛んでしまう位乱れた時の…、そんな自分を見せてしまった時の龍嗣のような機嫌の良さだった。 「足をバタバタさせて、可愛く啼きまくってくれたからな…。  好きで堪らない相手があんあん啼きまくって、嬉しくない筈が無いし、気持ち良くない筈が無いだろ?」 「…龍嗣が気持ちよくて、嬉しいんならいいけど…」  璃音は、真っ赤な顔のままで俯く。 「でも、やっぱり向かい合わせの方が安心…か?」 「うん…」  コクリと頷く璃音のこめかみに鼻を擦りつけるようにすると、甘い吐息が漏れた。 「…だって、訳判らなくなる位変になっても、抱きつけばギュウッとしてもらえて安心するし…。  繋がってても、龍嗣といっぱいベロチュー出来るし…。  だから、向かい合わせが好き…。」 「そうか…。  じゃ、可愛くあんあん鳴いてくれた璃音に、ご褒美あげような…」 「あ…、ああ…っ!!」  無防備にさらされていた胸の蕾とリボンで戒められたままの花芯を、龍嗣の手が掠めた。  秘肉が爆ぜ割れて、ぷっくりしている鈴口から透明な蜜がトロリと伝う。  その蜜を指に絡めて掬い取り、龍嗣は璃音に見せ付けるようにして舐め取った。 「……っ!!」  愛液を嚥下した龍嗣の淫らな様に、璃音は羞紅してしまう。 「なかなか物馴れない部分が可愛いな、璃音は」 「やらしい顔して変な事するからでしょ…?  龍嗣のバカ…」 「そりゃ、璃音に狂ってるからな」 「…ばか…、エロ魔神…」 「私は、璃音にだけエロいんだが…、嫌なのか?」 「…ううん…。  す………っごく……大……好き……」  真っ赤な顔の璃音をギュウッと抱きしめ、龍嗣は璃音と繋がったままベッドに横たわった。

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