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 背面座位のまま横たわると、シーツの上で璃音が息をついた。  少し体をずらし、龍嗣が昂ぶりを括れまで引き抜く。 「んぅ…っ!!」  中の悦い部分が擦られて、璃音がブルリと震えた。  チュ…。  耳朶やこめかみに口づけ、華奢な体の向きをゆっくり変えていく。  龍嗣に浅く穿たれたままで仰向けになった璃音は、怖ず怖ずと腕を伸ばした。 「璃音、可愛すぎ」  チュ…   額に。  チュ…   瞼に。  チュ…   頬に。  チュ…ッ   唇に。  クチュ…  そして、更に深く合わさる。  少し強引にねじ込まれる龍嗣の舌と、全身を苛む官能に蕩けて甘くなった璃音の舌が、互いを悦ばせようとして絡まった。 「「ん…、ん…ぅ…」」  鼻に抜けるあえかな声が耳を打ち、脳髄が蕩けてしまいそうになる。  華奢な腕が逞しい背中に回されてキュウッと力が篭り、唇がずれた瞬間、璃音が囁いた。 「………きて…」  浅く穿つのではなく、深い所にきてほしい。  龍嗣に悦んでほしい…。  体は限界をとうに超えていても、龍嗣が欲しくて堪らないからと…璃音は懇願した。 「たっぷり注ぐけど、残らず全部飲み込めるか…?」 「…うん…。  龍嗣の、全部僕に…」 「ああ。  ありったけの注いでやろうな…?  璃音のも、全部搾り取るから、いっぱい鳴くんだ。  いいね…?」 「………ん」  蕩けた目で、璃音が頷く。  龍嗣は一度引いた舌をきつく挿し入れながら、浅く穿っていた楔も一気に突き入れた。  ぬぷっ!! 「んっ、んん…………っ、んぅ……うっ!!」  鼻に抜ける声は悲鳴にも似ていて、中をえぐられる快感の深さを物語る。  幾度となく繋がった筈の雄刀なのに、硬くて、大きくて、そして…熱い。  薄く目を開けると、夢中で唇を啄む龍嗣が見える。 『…なんで…かなぁ…?  …龍嗣…、…凄く…やらしく見える…。  ああ、でも…もう…頭の中が蕩けて、わかんないや…』  全身が甘く蕩けていく璃音を、龍嗣がゆるゆると突き上げる。 『ああ、そうか…。  ツインテールにしてるのと、ハイソックスを穿いたままだから、違和感があるんだな…。  …と、いうか…、いつもより格段に艶っぽくて堪らないな…』  突き上げられる度に、ほっそりした脚が揺れ、しどけない姿が龍嗣の理性を灼き切った。

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