391 / 454
・
ビュルビュルと瑠維の蜜が弾け、弓削の楔を締め付けた。
「あ…、んあ……っ」
瑠維の体が弛緩して、ベッドに沈み込む。
そのしどけない様が弓削と小鳥遊を煽っているなど、瑠維には想像もつくまい…。
浅い呼吸を繰り返し、余韻に震える体を鎮めようとするのだが、弓削が甘い口づけを落としてくるので、華奢な体は追い上げられるばかりだ。
「…あ……っ、んふ……っ」
体を捩ったので、花芯を弓削に押し付ける形になり、吐き出し切れなかった白蜜がトロリと流れ出る。
「達く瞬間に、キュウキュウ締め上げるから…な…。
危うく一緒にイくところだったぞ…」
苦笑いをして、ゆるりと腰を使う。
「あ…ぁっ、ら、…らめぇ…っ!!」
熱く蕩け、一枚一枚の襞が蠢き、弓削の楔を包み込む。
その中にある悦い場所を、灼熱の楔が掠めた。
「ひう………っ、……し…の、…忍……っ、擦って…」
「擦ってほしいか…?」
甘やかに額へ口づけを落とし、張り出した部分をグリグリと擦り付ける。
「ん……っ、…う…っ、悦…い……ッ、そこ…っ、グリグリ擦って…、忍……ぅっ!!」
自然に腰が揺れ始め、弓削が腰を使うのに合わせて快感を追う。
白蜜を零した筈の花芯は、いつの間にか芯を通らせて勃ち上がり、弓削の腹部に擦られて透明な蜜を零していた。
「あ…んっ、ああっ、し…のぶ…、早くっ、早くう…っ!!」
「せっかちな奴だな…」
口調とは裏腹に、弓削の表情は嬉しそうに見える。
胸の蕾に付けたままのクリップを人差し指で軽く押すと、瑠維が腰をよじって更に啼いた。
「………んッ、いい…っ、そこ…、そこも気持ちい…」
はくはく喘ぎ、切なげに啼く瑠維の中を突き上げ、胸も責めてやる。
達きっぱなしのような震えっぷりに、弓削も終わりが近くなってきた。
「忍………ぅ」
瑠維が腕を伸ばし、弓削に甘えるような仕草をする。
「ん? どうした…?」
上体を寄せると、瑠維が抱き着き咽を鳴らした。
「しの…」
はくっ。
「な……っ!?」
ソロリ…。
弓削に抱きついた瑠維が弓削の首筋を噛み、そっと舐め上げたのだ。
「は………っ、あ………ッ!!」
本能の赴くままに瑠維がした求愛の甘噛みに、身の内を駆け上がる快感に全身を痙攣させ、弓削は蕩ける最奥へと白蜜を迸らせた。
ともだちにシェアしよう!