390 / 454

 グググ…ッ。  瑠維の後蕾に、弓削の楔が減り込んでゆく。  自身の先走りと瑠維が零した愛液と、小鳥遊の白蜜のぬめりを借りて…。 「ひ…あ………っ」  想像を絶する快感に、瑠維が背中を弓なりに反らして切なげに啼く。  立て続けに二人の楔を受け入れる悦びが、体も思考も灼いていくからだ。 「……あ…っ、ふ……あ…っ、……悦…い……ッ!!  もっと、奥に…、はや……く…ぅ………ッ!!」  弓削の楔が少しずつ挿ってくるのを感じて、瑠維は腰を捩り立てる。 「ああ。  もう少しで、根元までずっぷりだぞ…?  お前の悦い所は、ここだったな…」  グリ…ッ!! 「は………っ、……う…あっ!!  そ…こ、……い…い…、もっとグリグリして…っ」  懇願する度、弓削は瑠維の中を擦ってくれる。  瑠維が望むように、少しだけ痛く感じるように…。 「…ふっ、悦いぞ瑠維…。  お前の中は熱くてトロトロに蕩けていて、襞の一つ一つが絡みついてくる…。  こうして擦れば、一層蕩けて極上の花筒になってキュウキュウと締め付けるんだ…。  ほぅら…、わかるか………?」 「ああぁ…………っ!!」  体中がキシキシと軋み、弓削の愛撫に一層蕩ける。 「ゆ…げ…」 「忍だ。  お前の伴侶になったんだから、そろそろ名前で呼んで貰いたいな…」  かりり。 「は…う……っ」  喉元を軽く噛み、弓削は何度も口づける。  それすらも瑠維の花芯を硬くし、鈴口から蜜を零させた。 「玲だけ名前で呼ぶなんて酷いじゃないか…。  ほら…、呼ぶんだ」  ゆるりと腰を使い、瑠維を促す。 「………し…の…」 「………忍だ。 ほら…、さあ……、呼んでみろ」 「……忍…」  目を潤ませ、弓削にしがみつきながら、瑠維は小さな声で囁いた。 「………いい子だ…」  括れまで楔を引き、瑠維が悦ぶ場所へと突き込む。 「…んッ、…………あぁ…っ、ああああんっ!!」  腕の中で瑠維がビクビクと震える度、弓削の体も電流に似た快感が突き抜けていく。  直情バカだと侮っていた筈の瑠維が、こんなに愛しい存在になるなんて想像もつかなかった。 「瑠維…」  無防備に晒された首筋に誘われるように唇を当て、軽く噛む。 「ひあッ、…ふ……ッ!!」  ソロリと舐めた瞬間、瑠維が痙攣を起こして白蜜を迸らせた。

ともだちにシェアしよう!