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グググ…ッ。
瑠維の後蕾に、弓削の楔が減り込んでゆく。
自身の先走りと瑠維が零した愛液と、小鳥遊の白蜜のぬめりを借りて…。
「ひ…あ………っ」
想像を絶する快感に、瑠維が背中を弓なりに反らして切なげに啼く。
立て続けに二人の楔を受け入れる悦びが、体も思考も灼いていくからだ。
「……あ…っ、ふ……あ…っ、……悦…い……ッ!!
もっと、奥に…、はや……く…ぅ………ッ!!」
弓削の楔が少しずつ挿ってくるのを感じて、瑠維は腰を捩り立てる。
「ああ。
もう少しで、根元までずっぷりだぞ…?
お前の悦い所は、ここだったな…」
グリ…ッ!!
「は………っ、……う…あっ!!
そ…こ、……い…い…、もっとグリグリして…っ」
懇願する度、弓削は瑠維の中を擦ってくれる。
瑠維が望むように、少しだけ痛く感じるように…。
「…ふっ、悦いぞ瑠維…。
お前の中は熱くてトロトロに蕩けていて、襞の一つ一つが絡みついてくる…。
こうして擦れば、一層蕩けて極上の花筒になってキュウキュウと締め付けるんだ…。
ほぅら…、わかるか………?」
「ああぁ…………っ!!」
体中がキシキシと軋み、弓削の愛撫に一層蕩ける。
「ゆ…げ…」
「忍だ。
お前の伴侶になったんだから、そろそろ名前で呼んで貰いたいな…」
かりり。
「は…う……っ」
喉元を軽く噛み、弓削は何度も口づける。
それすらも瑠維の花芯を硬くし、鈴口から蜜を零させた。
「玲だけ名前で呼ぶなんて酷いじゃないか…。
ほら…、呼ぶんだ」
ゆるりと腰を使い、瑠維を促す。
「………し…の…」
「………忍だ。 ほら…、さあ……、呼んでみろ」
「……忍…」
目を潤ませ、弓削にしがみつきながら、瑠維は小さな声で囁いた。
「………いい子だ…」
括れまで楔を引き、瑠維が悦ぶ場所へと突き込む。
「…んッ、…………あぁ…っ、ああああんっ!!」
腕の中で瑠維がビクビクと震える度、弓削の体も電流に似た快感が突き抜けていく。
直情バカだと侮っていた筈の瑠維が、こんなに愛しい存在になるなんて想像もつかなかった。
「瑠維…」
無防備に晒された首筋に誘われるように唇を当て、軽く噛む。
「ひあッ、…ふ……ッ!!」
ソロリと舐めた瞬間、瑠維が痙攣を起こして白蜜を迸らせた。
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